雲のように
桜も開花したこの季節、新しい生活がはじまる人も多い。
特に新社会人や新入生にとっては初めての経験だらけで、毎日が期待と不安でいっぱいなはずだ。そのため新人を迎えるとその場に緊張感が漂う。
こういったことは街中でもいえるだろう。
普段気にも留めず歩いていた所が、あるとき突然新地になっていると違和感を感じる。しかし跡地になにがあったかすぐには思い出せない。
ただそこに新たなものが生み出され、街の景観に新たな色が加わる。
そして時間とともに受け入れられ馴染んでいく。
それはまるで雲のようにうつりゆく街並みのようだ。
丸岡修二 |