水戸市長選挙 2003/04/27
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東京新聞 2003.05.01
加藤・水戸新市長初登庁 |
読売新聞
水戸市長、加藤氏が初当選 4月27日 午後九時の開票開始から間もなく当選確実の知らせが入ると、水戸市元吉田町の加藤氏の選挙事務所では、詰めかけた支持者から歓声が上がり、大きな拍手に包まれた。 水戸市長選候補の横顔 4月22日
「元気都市・水戸を取り戻す」がスローガン。「生まれ育った水戸で、なじみの店が次々と閉店していくのを見るのは忍びない」と話す。 車販売会社に勤めていたが、一九七五年に市議に初当選。その後県議に転じ、昨年十二月の県議選では三回連続のトップ当選を果たした。一月に県会議長に就任したばかりで、「出馬するべきか悩んだが、水戸を変えようという気持ちが勝った」と語る。 「財政の基盤を確立し、優先順位の低い事業は削る。その上で住民参加により街づくりの力を引き出す」とビジョンは明確だ。子供のころ、近くの提灯屋で、困りごとに耳を傾けていた市議の姿を見かけ、政治へのあこがれを抱いた。両親と妻(60)との四人暮らし。
スローガンは「市民の暮らしと福祉を守る政治」。「政治の光が当たらない弱い立場の人が増えている」と感じ、急きょ市長選出馬を決めた。 国立水戸病院で一九七一年から九年間、看護婦として働いた。月に十回以上の夜勤や、休暇もなかなか取れない厳しい状況を目の当たりにし、「責任ある看護のためには労働環境の改善が不可欠」と、組合づくりの先頭に立った。組合活動を通じて共産党に共鳴、七七年に入党した。 長男に難聴の障害があったため、つきっきりで言葉の訓練をしようと七九年に退職。高齢者や障害者への思いは人一倍強い。三十人学級の導入、保育園、特別養護老人ホームの増設が公約に並ぶ。夫(51)と長男、長女の四人暮らし。
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茨城新聞 2003年4月21日付 五十六年ぶりに統一地方選へ復帰した水戸市長選。新顔二人の一騎打ちながら、三連続の「自民系対共産系」の構図に、ムードはこの日の雨空と同様、”湿りがち”。 加藤浩一氏(60)は地元の本町二丁目商店街で第一声。約百人の支援者を前に、五十万人県都構想をぶち上げた。「投票率が前回市議選(55・71%)並みなら八万票は獲得したい」と陣営。個人演説会も四度企画し、政策を生の声で訴える。 小室たか氏(53)は城南二丁目の駅南平和公園前で第一声。約六十人を前に「暮らし、福祉を全力で守る市政に転換したい」と訴えた。「基本戦術は一日約二十五回の街頭演説」と陣営。参院補選、市議選とのトリプル効果で支持拡大を図る。 |