水戸市議会

議長に小圷氏、副議長に渡辺氏

 

03/05/15付茨城新聞より抜粋

水戸市議会は14日、改選後の議会人事を決める臨時会を開き、投票で議長に最大会派・葵政友会の小圷和夫氏(62)自民、副議長に三人会派・弘道会の渡辺政明氏(58)無所属を選んだ。

 

水戸市、議長に下圷氏を選出 (常陽新聞5/16)

自民公認に共産全員投票

 県都の市議会は自共連立? 改選後の正副議長など、新しい人事を決める水戸市の臨時議会が十四日から二日間の日程で始まり、正副議長選で保守系最大会派、葵政友会と第三会派の共産党が連携し、小会派と社民党の協力で、議長に葵の小圷和男氏を選出した。小圷氏は自民党公認で当選。共産党は、二年前も葵の議長候補を推したが、自民公認候補への投票は初めて。全県的にも極めて異例と言える。
 議長選は当初、葵政友で二人、第二会派の公明党、二つの保守系小会派にも、議長への意欲を持つ議員が。葵と公明の間で調整がつかず、共産が葵のパートナーとして浮上。葵・公明枢軸が崩れた。
 さらに、葵の工作は保守系の弘道会、新政会にも及び、従来から葵と友好的な社民と、共産を合わせて二十票を確保。新たな枠組みは副議長選でも維持され、弘道会の渡辺政明氏が、同じ二十票で副議長に選ばれた。
 共産党市議団は前回、保守系実力議員にまつわる疑惑で、百条委員会を設けることなど、葵と政策協定を結び、自民系ながら無所属の長老、須能昭一氏に協力して議長与党に。
 今回は、政策協定も明らかになっておらず、自民党公認議員への投票だけに、異例ずくめの投票行動に、「どんなウルトラCを使ったのか」と議会や市関係者も驚きの表情を隠さない。